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BLOG作成・2006/10/2
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私はテレビドラマは全く見ませんが、漫画はよく読んでいます。
最近は、「ONE PEACE」、「Angel Heart」、「ARIA」、「はじめの一歩」、「仮面ライダーSPRITS」etc 。
多岐にわたるジャンルを読んでいますが、私が是非お勧めしたいと思う作品は梅川和美氏作の「ガウガウわー太」です。
「ガウガウわー太」は11巻で完結しましたが、現時は「ガウガウわー太2」として続編が描かれ、2巻まで刊行、継続中です。

漫画というエンターテイメントとして描かれていますが、扱われているテーマは非常に重く、考えさせられるものです。
それは『命』について、深く掘り下げたストーリー展開を見せるからです。
細かく話をすると内容を暴露することになるので、そこまでは書きませんが、動物と会話が出来る能力を持った少年が、動物とその周囲を取り巻く人間、環境と向かい合いながら成長していくのが中心です。
その中で、日本人がいかに人間以外の『命』を軽く見ているか、衝撃的に描かれています。
野良犬等が保険所で安楽死処分されているということは、多少ご存知かと思いますが、それらは全て税金で運営されています。

人間の言い分からすると、怖い疫病から身を守るため等の理由で野生動物は淘汰管理し、人間を守るという言い分は分かりますが、そのために簡単に動物の命を処分しても良いのでしょうか。
動物もそれなりに自我を持ち暮らしている<生物>のはずです。
しかし日本の法律は、動物は物という扱いをしているそうです。
保健所が保護した動物も9割が殺処分だということですが、これは日本だけの話で、海外ではほとんどが生かしたまま保護することになっているようです。
考え方は人それぞれあると思いますが、それって本当に正しいことなのかと考えてしまいます。
現実的に動物の命を救うことは簡単なことではありませんし、全て救うことが本当に正しいかも分かりません。
しかし人間も持つ同じ『命』というものの重みに、大きな差があるとは思えません。
それを自分達は言葉が分からないからと物として扱い、自分達の幸せのためだけを考えてその運命を握ってしまう。
日本で暮らし税金を納めている以上、自分も少なからずそれに加担していることを思うと、眩暈も覚えてしまいますが、自分も何か考えていかなければならないと強く思います。
何もできないと言って、何もしなかったら、もっと何もできませんから。

これはそんなことを考えさせられる作品だと思います。
お時間のある人は是非一度読んでみて、『命』というものは一体何のか。
根本から考えられてはいかがでしょうか。
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