それは人間のものではなかった

Ｃ型肝炎の薬害被害者のリストが、実はだいぶ前から存在が明らかになっていたということが報道されています。
もう、呆れて物も言えないというか、やってられない、というのが正直な思いです。

当時の責任者は「呼びかけはしたのに、何故言ってこなかったのか」というようなことを言いました。
ようは自分はやることはやったのだから、後は自分達の責任だと、そういっているように聞こえてなりませんでした。
きっと彼らにとって、そのリストに載っているのは、人間の名前じゃなかったんですね。
実験用のマウスか、そうでなければ自分達に金を落としていくサルか犬ぐらいにしか思っていなかったんでしょうね。
それを思うと非常に腹立たしく、同時に悲しくもなります。
そんな人間が、国のトップに立つ位置にいて、国民達の生活を守るなどとほざいていたなんて。

今日本という国は腐っています。
政治家や国家公務員と名乗るそのトップに立つ人達が、国で決められたルールも守れない。
自分の事以外は、他人のことは人間の様にも思っていない。
いい加減な仕事しかしない。
挙句の果てに、人のお金で豪遊する。
腐りきっています。

そんなトップが腐った国で、食の偽装問題や、子供達の凶悪事件が起きるのは当たり前です。
いや、それを起こしてもいいとは少しも思わないんですが、国を司っている人達が腐っていては、それを見て行動する私達も腐るのは当然ですよね。
私達一人一人が、自分の行動を反省することはとても大事なことですが、政治家や公務員も国民に色々と注文をつけるのなら、まず自分達も襟を正さないと。
子供は知らないところで親の行動を見ているように、上に立つ人は常に人の視線にさらされているのですから、そのことはしっかりと意識をしてもらいたいですね。
私もそれを反面教師として、しっかり自分の行動を反省して、襟を正していきたいです。