地震は予知できるか？

１０月１日から郵便局が民営化されましたが、他にも新しい会社が立ち上がったり、新しいシステムが導入されたりと、その日は衣替えに合わせて色々なことが始まる日でもあります。

その中に、地震予知システムのサービス開始があります。
これは地震の元となる地殻の揺れを感知して、地震が来る直前に警報を出すというものですが、いきなり出鼻を挫かれたそうです。
横揺れの地震は期待したとおりの結果を出したそうですが、直下型の地震に関しては、発生した後に警報が出たとか。

これは地震のタイプによる揺れ、伝わる振動の特性によるものです。
横揺れの場合は、地殻のプレートを中心に円形状に、振動が伝わっていきます。
水面に雫が垂れた時の、波紋の広がりをイメージしていただければよく分かると思います。
しかし直下型は、縦に揺れる地震であり、広範囲で突然地面が抜けたような、そんな衝撃が襲うため、揺れを感知した時には既に地震は起こっている、ということになるわけです。
これを予測することは、かなり難しいと思います。

しかし横揺れを感知できるようになったのは、大きな一歩です。
人命が失われる前に問題が分かったわけですから、改善をしっかりやってもらいたいと思います。
私も経験した阪神大震災は、直下型の地震によるものです。
もう２度と友人を失うということは経験したくありませんから、できるだけ早く、正確な地震予測ができることを期待しています。
非常に難しいことだとは分かっていますが、頑張っていただきたいです。