詐欺

とある企業が、破綻状態にであるにも関わらず、会員からの会費を配当にあてるために会員の勧誘を行っていた、ということで強制捜査を受けています。
社名が聞いて呆れてしまいますが、この手の話はここ最近珍しいことではありません。
一体何故このような企業が正規の企業としてまかり通っているのでしょうか。
多分、これも法の穴のようなものあって、悪知恵だけは働く人がそうしたくるのでしょう。

ところで今回のことに限らず、人は何故美味しい話に釣られてしまうのでしょうか。
会員になってお金を預ければ、一ヵ月後に倍になって戻ってくる、というのはどう考えでも胡散臭い話なんですが、中には信じてしまう人もいるんですね。
それが悪いとかいうことではなくて、人は本来怠け癖みたいなものを持っています。
ですから楽してお金が稼げるなら、こんないいことは無いと、話に乗ってしまうわけです。

しかし美味しい話だからこそ、冷静に考えて欲しいです。
「綺麗なバラには棘がある」という格言があるとおり、美味しい話には絶対に何らかの裏があります。
そうでない話など聞いたことがありません。
しかしながら詐欺師というのは、その心の隙間を的確に突いてきます。
私は大丈夫、などと思っている人が実は一番危ないのです。
そしてインターネットでこれだけたくさんの情報が得られる時代です。
いつどこでそんな話に誘われるか分かりませんので、油断をせずに、美味しすぎる話には、本当によく注意してください。