本当の名は？

どこぞの島で、絶滅したと思われていた鳥が、実は別の名前で区別されていたと言う話を聞きました。

島の名前などは忘れましたが、一方の島ともう一方の島で別々の名前で呼ばれ、異なる種だと認識されていたのが、色々調べると実は全くの同種だったらしいのです。
そんなことがあるものかと思いましたが、実際にあったのだから驚いて良いのやらあきれるやらです。

ではその原因はと言うと、学問の分野が細分化され、しかも互いにコミュニケーションが無いことが要因のようです。
動物学は動物学の世界で、考古学は考古学の世界で独自に研究をしていたために、それぞれが出した見解に対して意を唱えたり、改めて研究する機会は少なかったようです。

これは現代の日本の社会構造にも似ているなと思いました。
ご近所と話をしない、顔すら知らない隣人がいる今の状況に、孤独死が増えていると言う状況が符号しているような気がしてなりません。
学問に限らずコミュニケーションは大切です。
自分のことをしっかり表現すると共に、自分に降りかかることを判断し理解するためにも。

ふとそんなことを思った、昼下がりでした・・・。