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BLOG作成・2006/10/2
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今日は新しい自民党の総裁が決まりましたが、決まったばかりでまだあまり情報が入ってこないので、これについては明日以降で。
今日は光市の母子殺害の差戻審議について、私なりに色々と考えました。

最大の焦点は、元少年は死刑になるか否かになると思います。
それについては様々なご意見等あると思いますが、私個人としては死刑が良いのではと思います。
無期懲役というのは、反省して公正する可能性のある犯罪者に適応すべきであって、あの元少年は、ニュース等見ている限りではそれに値しない気がしてなりません。
家族を殺された遺族の方にとってみれば、当然の怒りだと思います。

でも死刑はそうそうあってはならないものだ、という思いも私の中にはあります。
というのは死刑ということは、犯罪者であってもその人を殺すということであり、それを実行したからと被害者が戻ってくるわけでもないので、やはり殺されて当然の命、仕方の無い命というのはあってはならないと確信しています。
ですが、抑止力という意味では、死刑というのは必要ではというのが私の持論です。
ただでさえ少年犯罪が横行する世の中です。
悲しいかな、そういった厳罰という抑止力がなければ、凶悪化する犯罪の歯止めはおろか、減少にすらつなげないのが現状です。
とても情けなく、悔しい話なんですが。
だから制度そのものを無くすということは反対なのです。
加えて、反省する様子の見えない犯罪者は、断固として厳罰すべきだと思います。
もしそんな犯罪者が世に出て、また犯罪を犯したら、どうしますか?
反省の態度が見えない犯罪者の再犯歴はほぼ100%です。
つまり必ずまた犯罪を犯すわけです。
そんな人が普通の人と同じように街中を歩いているのかと想像すると、背筋がゾッとします。
寛大な心の持ち主の方はそれでも良いのでしょうが、私は耐え切れそうもありません。
そんな社会復帰が不可能な人が世の中に戻ってきては、それこそ遺族の方の心が救われることがないでしょう。

また元少年が家庭の事情で心に傷を負っていたといいますが、それが人を殺していい理由にはならないでしょう。
弁護側はそういったことも大いに主張しているようですが、元少年の過去には同情もしますが、それでもそのせいで殺された人のことを思うと、かわいそうだから許してやろうという気持ちにはなれません。
それで刑が軽くなるのなら、ほとんどの凶悪犯罪者は刑を免れるという事態にもなりかねないのではと思います。
心が狭い奴だと思われても、犯罪者の命といえども軽くないですが、その犯罪者に殺された人の命ももっと軽くないですから。
これからその人に奪われる可能性のある命があるということも考えると、今回の差戻審議はやはり納得がいかないものであります。

今回のことのみならず、今の世の中、人の命の価値というのがどんどん軽んじられている気がしてなりません。
仕事でも機械化が進み、人の手を必要としない作業が増えてきました。
結果コスト削減やらなんやらで、まともな職に就けない人が、所謂派遣業務で何とか食いつなぐ人の多いこと。
いつから人は人の命を、まるで消耗品のように扱うようになったのでしょうか。
死刑うんぬんを論じる前に、弁護士の方も、我々一般市民も、そのことをもう一度考え直した方がよいかも知れません。
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