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BLOG作成・2006/10/2
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人間はひも状の染色体を23対(つい)46本持っています。
これが染色体数が半分になる減数分裂という過程を経て卵子や精子が作られ、卵子と精子の受精で元の染色体数に戻るということが起こって新しい命が生まれます。
しかしこの時、21番染色体が1本多いとダウン症になり、他の染色体で増減があると多くは流産になると言われています。
減数分裂の際、一対の染色体は一部を交換しあう「組み換え」という現象を起こすのだそうですが、組み換えが起こらないとその染色体は正常に分かれず、できた卵子や精子は染色体数に異常があるというわけです。

これが所謂遺伝による先天的な病ということになるのですが、この卵子や精子などの染色体の数が異常になるのを防ぐ8種類の遺伝子をパン酵母で見つけたということだそうです。
人間にもよく似た遺伝子があり、同じ機能を担うと考えられるのだとか。
流産の半数以上やダウン症などの病気は染色体数の異常で起き、8遺伝子の変異が関係している可能性があるということで、今後それらの病気などを防ぐ治療法などが確立するかもしれませんね。

ちなみに幅広い生物で、重要な機能を持つ遺伝子は共通しているのだそうです。
研究チームは遺伝子を調べやすい酵母を利用して、染色体数の異常で胞子(精子や卵子に相当)をうまく作れない酵母を探し、遺伝子の異常を調べた結果、8遺伝子のどれかが壊れていると、組み換えが起こらない確率が高まったことから今回の結果に繋がったのだとか。
8遺伝子が作るたんぱく質は結合して一つの複合体を作っており、組み換えを確実に起こす役割を果たすと考えられるのだそうです。
流産などがこのたんぱく質の機能低下で起こっていれば、治療や診断に利用できる可能性があるということですから、未来を担う子供達、その新しい命のためにも、こういった治療は大いに進めていただきたいものです。


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