喜べない事実

派遣切りが問題になっていることで、状況が変わっている人達がいます。
精神疾患で休職している人達です。
現代社会はストレスを受けることがたくさなり、精神的に病んで休職を余儀なくされる人達がいます。
それは心が弱いからなどではなく、身体的な不良から陥るケースも多々あり、今や見過ごすことが出来ない病なのです。

そしてそれが増えたと言うことで、周囲の目も変わり休み易い環境が出来てきたのは良いことですが、それに甘えて仕事をサボっていると言う人も残念ながらいるのです。
休みが必要な人には当然休んでもらわなければ命が危ないですが、それを隠れ蓑にする人、或いは今後の生活を考えて社会復帰を支援する体制やプログラムは出来てきていますが、それでは根本的な改善には繋がっていないのが現状でした。

それが今回の騒動で、復職しようと言う人達が増えたと言うことで。
正社員のリストラのニュースも多く報道される中で、自分達もいつ切られるか分からないと言う危機感を覚えたようです。
どこぞの記事が皮肉を込めて、「復職するための特効薬が今回の不況だった」と書いていましたが、まさに言いえて妙で皮肉なものです。
大変な時代になったなと思います。

しかし気をつけていただきたいのは、復職する意識を持つことも大切ですが、働ける状態では無いのにこの危機に無理をする人もいるそうですが、無理をして命を落としては意味が無いですからね。
そういった人達をしっかりとサポートしていかないと、この不況を乗り越えた時、ただでさえ少子化で働き手が少ないのに、もっと働き手がいなくなって国際競争力にも置いていかれますし、何より不況を乗り越えるだけの体力も無くなってしまいます。

無理をするのは良くないですが、危機を乗り越えるために、甘えた心は捨ててこれからどうやって暮らしていくのかと言うことを真剣に考えて、仕事をしていくことは重要だと思います。