失墜

中越地震、そして参議院選挙といったことが大きな話題となっていますが、その中で私が今回注目したいのが、中国の製品に関して。

２週間ほど前でしょうか、ダンボールをつめた肉まん報道があり、色々と波紋を呼んでいましたが、なんとその報道が捏造だったということが判明したとか。
もう無茶苦茶ですね。
何を信じて良いのか、本気で分かりません。

今回の報道が捏造だと分かったところで、中国製品に対する不信感が拭えたわけではありません。
むしろ深く強まったと言っていいでしょう。
この問題はずっと根が深いものです。
報道が捏造だったと言うことは、この製品は良いもの、悪いものという判断材料が我々の目には見えないということを示しています。
今回のことは中国のテレビ局が起こしたものだそうですが、もしこれが流通業者や食品会社で起こっていたとしたら。
つまり某食肉業者のように、内容だけでなく、表示も偽っていたとしたらと、不安でたまらないのです。

いや本当に、これは大問題ですよ。
肉まんの不信感が拭えたわけではなくて、むしろ中国製品全てにその疑いが広まっています。
元々海賊版のＣＤやＤＶＤが多く出回り、物まねとも思える車やその他の製品が平然と売られているところです。
そういった不正があること事体はもう驚きませんが、信用という点ではもう大失墜ですね。
この信用を取り戻すのは容易なことではありません。
今一度政府は根本からこの問題に取り組まなければ、中国という国が国際的に孤立するやも知れません。
そうなれば日本の経済にも少なからず影響がありますから、いい加減なことは即刻止めていただきたい！