日本人の気質

日本人にはある特徴があるそうです。
それは利益にならないことは、あまりしたがらないということです。
確かに、と思わせる一面があります。
明らかに利益にならない仕事などは、どの企業もほとんど手を上げてやろうとしていません。
それは介護福祉の現場などでも如実に現れています。
この仕事はとても大変な仕事で、体力的にも精神的にも非常にタフな人でなければこなせないと言われています。
となると、当然ほとんどの人が求めるのがその苦労に見合った給料です。
ですが現実にそれほどの高給とは言えません。
また経営者にとっても、大きな利益のでる業種とは言えないようです。
それもあって、介護福祉施設の数は不足し勝ちなところがあります。
政府による補助もなかなかありませんし、外国から見るとこの辺りは相当遅れているようです。
外国は利益よりも、そういった介護を充実させるために奔走する企業があったり、国民もそのために日本の倍以上の税金を払っています。

お金がないと生活できない現実がありますから、利益を追求すること、それはそれで必要なことですけど、利益にならなくても大切なことって、もっとたくさんあると思います。
それらにも目を向けて、もう少し大事なことをきちんと抑えることも、これから必要になってくるのではないでしょうか。
ましてこれからますます少子高齢社会が進んでいくのですから、その辺も普通の人である私達から少しずつ考えていかなければならないと、私は思います。