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BLOG作成・2006/10/2
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先日、パキスタンの元首相が暗殺される、という痛ましい事件が起きました。
詳しくは知らないのですが、国の民主化運動の先導者だったとか。
その分アメリカとの関係も親密になり、一部過激派からはアメリカの属国になったと批判も絶えなかったのだとか。

確かにその国に住まう人には、それぞれの意志や思惑があり、また伝統や誇りを持っています。
だからその国の人達に、自分達の考えを押し付けることはできません。
長い長い歴史の中で、それだけの価値観や生き方を身に着けてきたのですから。

それでも暗殺はいただけない。
その人が、一部の考えをもつ人にとって、許しがたい思想の持ち主だったのかも知れません。
しかし相手の命を奪っても、本当は何の解決にもならないことに、何故気付かないのでしょうか。
暗殺された人が、たった1人でそういった思想を表明しているのならば、そこでその思いは途切れますが、少なくとも半数近くの国民は、その人を支持していたと聞きます。
ならば、暗殺が起こったことで、しり込みする人もいるかも知れませんが、逆にその思いを強く引き継ごうとする人も出てきます。
また暗殺者を憎む人により、今後その派閥の人達が糾弾を受けるないとも限りません。
何より、相手の命を奪うことに、正義があるとは到底思えません。
何故なら、思いが違おうとも、その人がどんなに悪人であろうとも、残念ながら相手も同じ人間なのです。

綺麗事であることは重々承知ですが、どうか”許す”ということを、覚えて欲しいと思います。
大切な人を傷付けられたり、殺されたりしたら、その相手を憎むでしょう。
私も相手を八つ裂きにしても、その気持ちは治まらないと思います。
悲しみは癒えないと思います。
ですがどんな理由があろうとも、復讐や報復をしてもその人は帰ってきませんし、逆にその行為は、許されないはずの相手と同類になることでもあります。
それが悲しみや憎しみの負の連鎖となって、大きくなると戦争やテロに発展してしまう。
どこかでそれを断ち切らなければ、争いは無くならない。
それは真理だと思います。

だから私はできるだけ、”許す”ことをしていきたいと思います。
同じ過ちを繰り返さないため、何より憎い相手と同類にならないためにも、それは忘れないでいたいです。
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