６年という歳月

9.11と聞いて、何を想像されるでしょうか。
ほとんどの人はピンとくるかと思いますが、あの事件からもう６年が過ぎることになります。

６年前の９月１１日は、アメリカのワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んだ日です。
あの日、たまたまニュースを見ていた時、速報としてニュースを伝えていたキャスターの後ろで、まるで映画のワンシーンのように、飛行機がビルに突っ込んだ映像は、今でも鮮明に覚えています。
それまでも戦争とか、テロとか少なからずあったことは分かっていますが、ハッキリと世界にはそういったものがあると認識したのは、他人事ではいられないのだと思ったのはその時です。

人は他人と共に暮らさなければ生きられない弱い生き物でありながら、自分１人は特別で何でもできると思い上がった一面を持っています。
そして今現在、人はますます他人を思いやるといった気持ちを持つことを忘れ、子供達に至ってはそれを格好悪いと思っている子もいるとか。
何ともいえない世の中になったものです。

テロの被害に遭い亡くなった方、そして心の傷と今も戦っている方のご冥福と支援を祈りながら、改めて命の尊さと、人が生きる上で本当に大切なのは何か、これを一つのきっかけに世界中の人が考えてくれればと願ってやみません。