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BLOG作成・2006/10/2
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とあるアメリカの企業が、ヒトクローン胚の作成に成功したということです。
何だか難しそうな話ですが、早い話がクローン人間を作ることに一歩進んだということですね。
正確には、そのための臓器や細胞の一部が作り出せた、というところです。
ちなみに胚細胞とは哺乳類の受精卵由来の初期胚からクローン化されたもので、分化できる全能細胞

です。
その道の専門家ではないので、うまい説明は自信がありません。
分からなければ聞き流してください。

でこれが何かというと、核を除いた未受精卵25個に、男性の皮膚細胞から取り出した核を移植した

ところ、5個がES細胞のもとになる胚盤包の段階まで成長したということです。
このうち3個について、DNA分析などでクローン胚であることを確認できたということです。
この未受精卵は、不妊治療で余ったものを使ったのだそうですが、もちろん提供者のインフォームド

・コンセントも得ているということで、倫理的には問題なさそうです。
このES細胞というのは、様々な臓器などに育てることができ、将来の臓器移植の不足に対する切り

札とも言われているものです。
もしこれが本当ならば、医療において画期的な進歩がこの数年で得られるかも知れません。

しかしこのヒトクローン胚を使ったES細胞は04~05年に韓国の研究者が「作成成功」を発表し

たが、後に論文が捏造だったことが判明し、話題になっています。
つまり今回も捏造が無いか、ということが専門家の間で不安、疑問視されているのだそうです。
まあ当然と言えば当然ですね。
前回の発表の時は、本当に医学会において素晴らしい発見、成功例だと湧いたのですが、それが捏造

だったということで、衝撃と失望感は半端ではありませんでしたから。
そういう意味では、今回は慎重にさらなる確認をして欲しいと思います。

ですがこの研究が本当であって欲しいというのが、心情的なところです。
何故なら、明日を生きるために臓器移植を待っている患者さんというのは、私達が思っている以上に

たくさんいらっしゃいます。
ドナーが運良く見つかった方は良いですが、そうでない人は、日々明日訪れるかもしれない死に怯え

ながら暮らしています。
そんな人達を救う、画期的かつ効果的な方法に成り得る研究結果ですから、捏造でだけはあって欲し

くないです。
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