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BLOG作成・2006/10/2
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冷静に考えると、これは相当ヤバイ問題だと思います。

何がかというと、学習教材販売の大手学研が国内向けに販売する音声ガイド付きの地球儀が、中国政府から圧力を受けて、台湾を単なる「台湾島」と表記しているらしいのです。
「中国の工場で生産しているため、中国政府の指示に従わざるを得なかった」と釈明しているということだそうですが、これは由々しき問題であります。
地球儀の表記から、国の名前が削除されていることと同義だからです。
世界地図の表記はその国の利益に直結していて、他国の主権侵害と取られても仕方ありません。
このことが日本の国益を損なう可能性もあり、事態は考えているよりもずっと深刻だと思われます。

他に問題なのは、日本の北方の、樺太の南半分や北方領土以北の千島列島をロシア領として色分けしていることもです。
これらはサンフランシスコ講和条約(1951年)で日本が領有権を放棄した後、帰属先が未定となっているため、日本の地理の教科書では、日露のいずれにも属さない白表記ということになっているのですが、これらの教科書と異なるのは、学習教材だという点でも問題だと思います。

ちなみにこの台湾島という呼び名や千島などのロシア領表示は、いずれも中国発行の地図で一般的に使われる表記なのだそうです。
何かとお騒がせな国ですが、他国の主権や領土の問題を何と考えているのかと言いたくなります。
しかしこれもまた他国の問題でもあるので、ここでは深く追求しません。
それよりも問題なのは、この地球儀が既に販売されているということです。
工場が中国にあったため、中国政府の圧力に屈したということですが、ただの企業の行為というにはあまりにも大きな問題だと思います。
このことで他国から何か言われた時、国として不利な状況に陥った時、一企業でその補填や責任が取れるというのでしょうか。
当然我々の普段の生活にも影響が考えられますので、そのことはもう少し考えて欲しかったです。

とりあえずまだ影響はありませんが、慎重に状況を見守りたいと思います。
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