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BLOG作成・2006/10/2
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未成年者が携帯電話やPHSで有害サイトを閲覧できないようにするフィルタリングサービスについて携帯各社による過剰な規制に歯止めをかける方針が固められています。
これは以前から言われていたことですが、今年に入ってようやく政府も思い腰を上げたようです。

元からこのフィルタリングサービスは存在していたのですが、携帯電話会社はあまりこれを勧めたがりませんでした。
というのはフィルタリングにはホワイトリスト方式とブラックリスト方式があるのですが、一般にはホワイトリスト方式が採用されます。
このホワイトリスト方式というのは、その会社が認定する「公式サイト」だけ閲覧可能とし、他の「一般サイト」にはアクセスさせない方式です。
これなら確かに有害サイトに誤ってアクセスする危険はありません。
しかしこれでは健全な一般サイトまで利用できなくなる恐れがあり、携帯電話会社のサイト選別が市場をゆがめるとの批判が出ているのも事実。

ではブラックリスト方式はというと、所謂「有害サイト」を登録して、そのサイトにアクセスさせない方式です。
そのためアクセスできないようにするには、サイトが開設されたりする度に登録をし続けなければなりません。
ですのでこれではフィルタリングの効力としては若干弱いものがあります。

携帯サイトのフィルタリングをめぐっては、有害サイトに絡む青少年の非行や犯罪被害の続発を受け、当時の総務相が18歳未満の利用者は原則加入とするよう求め、携帯各社が対応策を公表しています。
ですが上記のような問題があるため、特にホワイトリスト方式だと極端な話、一般サイトにまったくアクセスできなくなり、携帯のネット利用を牽引してきた競売サイトやネット商店街、若者の利用が急拡大しているゲーム交流や携帯小説は、ほとんど一般サイトのため接続が規制されてしまいます。
そんな携帯サイト関連市場は、平成14年の2986億円弱から18年には9285億円と、パソコン系サイトを上回る伸び率で成長してきています。
しかしホワイトリスト方式が浸透すれば、成長鈍化は避けられないことですので、ビジネスを手がける企業としては反対するわけです。

でも子供達が有害サイトにアクセスし、それに絡んで被害者、加害者になるこの事態も何とかしなければなりません。
その辺の制限もどうするのか、単に携帯電話会社だけの問題だけではなく、それを持たせる親の意識も変えていかなければ解決していかないでしょう。
人事や、企業が勝手にやってくれるからなどと思わずに、自分や自分の家族がどうしたらそういった犯罪に巻き込まれないかは、自分達自身で先ずしっかりと考えていきたいですね。

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